溶射加工・技術のすべてが分かるメディア » 溶射加工に関する用語集 » レーザー溶射

レーザー溶射

レーザー溶射とは

レーザー溶射(laser spraying)とは、溶射の熱源として炭酸ガスやYAGなどの高出力なレーザーを使用するものです。溶射材料は粉末、もしくは線材を用います。

レーザー溶射では材料の近くにレーザービームを集光するレンズを置き、材料を溶解させます。材料から溶け出た液滴を高圧ガスで吹きつけて皮膜形成をするのです。もしくは、レーザービームを通過するように、材料の粉末をガスジェットで飛ばして吹きつけます。

レーザー溶射は、ガスの種類や圧力を変えることで厚みや性質の異なるさまざまな皮膜を形成できるというメリットがあります。また、微細な部分への溶射が可能なところも特長です。反対にデメリットとしては、設備装置が高価であり、運転経費が高くなることが挙げられます。材料の種類によってレーザーの吸収率が異なったり加熱効果が変わったりするため、汎用性に乏しい面もあります。

溶射業界においての用途・用法

肉盛(寸法の復元)や、摩耗と腐食に対する保護などが、代表的な用途です。溶射を補完する技術として、溶接の代わりに使用されるケースが増えています。

溶射加工のメリット・デメリット
ついて知る

溶射加工業者・メーカー
一覧を見る

【特集】溶射業界のシェアTOP3企業を大調査!

溶射業界シェアTOP3企業を見る

対応分野の豊富さに強みがある
企業なら
鉄鋼に強みがある
企業なら
航空機体部品に強みがある
企業なら
トーカロ 日鉄ハード
フェイシング
プラクスエア
工学
トーカロのHPキャプチャ画像
引用元:トーカロ公式
(https://www.tocalo.co.jp/)
日鉄ハードフェイシングのHPキャプチャ画像
引用元:日鉄ハードフェイシング公式
(https://www.nshard.co.jp/)
プラクスエア工学のHPキャプチャ画像
引用元:プラクスエア工学公式
(https://www.praxairsurfacetech.jp/)
多種多様な溶射技術と
対応分野の豊富さで圧倒的な
実績を誇る国内シェアNo.1企業 ※1
日製グループの表面改質メーカーとして
鉄鋼業向けロールの高機能化を実現
独自スペックの爆発溶射法により
航空機体部品への溶射に強み
分野
  • 半導体・FPD
  • 鋼鉄
  • 医療
  • エネルギー
  • 輸送機器
  • 産業機械
  • 和紙
  • 石油化学
  • 樹脂・フィルム
  • 建築物
  • 食品
  • 切削工具
分野
  • 鋼鉄
  • 産業機械
分野
  • 航空・宇宙
  • 化学・プラスチック
  • 発熱プラント
  • 電子・半導体
  • ガラス製造
  • 製紙・段ボール製造
  • 石油精製
  • 鉄・非鉄
  • 印刷・塗工
  • 繊維
取り扱う溶射技術
  • 粉末式フレーム溶射
  • 溶棒式フレーム溶射
  • 溶線式フレーム溶射
  • 高速フレーム溶射
  • アーク溶射
  • 減圧プラズマ溶射
  • 大気プラズマ溶射
  • サスペンションプラズマ溶射
取り扱う溶射技術
  • 高速ガス溶射
  • 大気プラズマ溶射
  • アーク溶射
取り扱う溶射技術
  • 爆発溶射
  • 新爆発溶射(Super D-Gun)
  • 高速ガス溶射(HVOF)
  • プラズマ溶射
※1参照元:デジタルリサーチ「2013年版溶射市場の現状と展望」(2021年12月調査時点)
※2021年12月現在、公開されている最も新しい統計資料(デジタルリサーチ「2013年版溶射市場の現状と展望」)から溶射業界の売上高シェアTOP3企業をピックアップ

溶射業界シェアTOP3の
調査結果を見る