東北セラミックは、佐藤ホールディングス(佐藤製線グループ)の一員として、1982年に創業。中核事業は、各種エンジニアリングセラミクス製品の製造販売。セラミックス材料製品の用途開発(市場開拓)を主要な事業としながら、表面処理を含めたセラミックス以外の幅広い製品販売にも注力。自社研究開発・社内製造技術・技術営業の強化を図っています。
グリーン加工とはセラミックの成型体を焼結前(生材)の状態で加工を行うことです。
セラミックスは、金属や樹脂などと異なりグリーン加工(生加工)を行い、素材を焼結前に切削加工でニア形状にすることが可能ですが、セラミックスの仕上加工は、ダイヤモンドによる研削加工が主流で、加工量や要求精度によって、コストや加工時間がかかります。
東北セラミックでは、グリーン加工(生加工)を行い、二次加工(仕上加工)量を減らすことにより、コストダウンを図っています。例えば一般公差の穴加工、大きな段や掘り込み、下穴加工、二次加工(仕上加工)を考慮した形状・寸法のものを作ることが可能で、切削加工と焼成時の収縮の利点を生かした細穴加工などもできます。
耐摩耗性を向上させ、長寿命化が可能。
耐熱・断熱・遮熱等の特性を持たせる事が可能。
摩耗部や欠損部を再生させる事が出来ます。
腐食環境に合った材料で耐食性を持たせる事が出来ます。
・金属・セラミックスなど材料が豊富。
・広範囲な基材に溶射することが可能。
・加工物の寸法に制限が殆どありません。
・部品の必要範囲のみの加工ができる。
・基材に対し、熱影響による変化が生じない。
東北セラミックでは、基材の製作から表面処理まで一貫で製作できます。
・プーリー
・ガイドローラー
超硬溶射+研磨仕上げを実施。内径部に10°のテーパー部があり、ストレート部から段のつかないように研磨する点が困難ではあったが、耐摩耗性向上による長寿命化、交換工数削減に対応できる処理が完了いたしました。