ブラステムは設立以来、”ブラストのシステム化により鉄をサビから守り社会に貢献する”をモットーにしています。ブラスト加工を軸に、溶射加工、防食塗装と組み合わせることによって、鉄をサビから守るため、研究・努力をおこなっています。
ブラスト加工とは、粒度0.7mmのグリットという研掃材を高圧のエアーを混合して鉄表面に噴射して表面についたサビ・汚れ・不純物などを落とす表面処理方法です。ブラスト加工は、溶射・塗装・ライトニング加工の前処理として、これらの品質を左右する重要な工程で、ブラステムは、ブラスト加工において、長年の経験と技術があります。
溶射とは、各種金属線を酸素、アセチレン又は、プロパンを使用し、連続的に火炎溶融させ、高圧空気で噴射させることによって、加工物の表面に溶融金属の皮膜をつくる方法です。
溶射は、軸受けの肉盛・防食に利用されていますが、ブラステムでは、 ワイヤー溶射で亜鉛線・アルミニュウム線を用いた防錆・防食を目的とする溶射をメタリコンと称して、メタリコンの施工をしています。
前処理として、ブラスト加工された鉄表面は、塗装・コーティングが必要です。防触用途では、ジンクチッチプライマー、ウォッシュプライマー等の1次プライマーを行っています。
ワイヤー溶射
Webサイトに記載はありませんでした。
一般的に、溶射が優れた防食効果をもつことは知られていますが、日本では、錆びやすい環境にある構造物に対しても、亜鉛メッキや重防食塗装と比べると、溶射が採用される機会は、極めて少ないのが現状です。
ところが、近年施工能力のある溶射機や特殊な溶射線が開発されたことによって、塩害環境に特に強いアルミニウム・マグネシウム(アルマグ)合金線溶射、又はアーク溶射機によるアルミニウム・亜鉛疑似溶射も、大型建造物に広く応用されるようになってきました。