倉敷ボーリング機工は、水島コンビナートの救急病院からスタートしました。昼夜問わず、操業している世界屈指のコンビナートの顧客を、溶射技術を駆使して支えてきました。限られた時間の中で補修を行い、鉄鋼、石油精製、石油化学、繊維、発電などさまざまな分野のプラントが早期に復旧し、操業することに貢献。
2004年に「鴨方中央研究所」を設立。さらなる研究テーマの拡充や深耕のため、国際溶射会議(ITSC:International Thermal Spray Conference)をはじめとする国内外の学協会へも積極的に参加し、海外の技術動向や溶射以外の表面処理技術にも目を光らせています。そして、研究開発スタッフによる新規溶射皮膜設計により、信頼性の高い溶射皮膜の提供を実現しています。
倉敷ボーリング機工は、1990年にワインダードラムへのWC溶射皮膜を自社開発。そこを起点に、製紙機械用の新しい溶射皮膜を次から次へと生み出し、製紙業界の操業効率化とコスト削減の実現に貢献。さらに、近年ではフィルム製造機への溶射適用も進み、フィルムの品質を左右する延伸工程などで採用されています。
倉敷ボーリング機工では、溶射だけでなく、その前後処理(ブラスト処理、切削、研削、等)までを一貫して行う体制。そのため、短納期・高品質を実現しています。また、13,000mm、重量50tまでの大型部材や複雑形状品の加工も対応可能。
・溶線式フレーム溶射
・粉末式フレーム溶射
・高速フレーム溶射(HVOF)
・コールドスプレー
・アーク溶射
・大気プラズマ溶射(APS)
・減圧プラズマ溶射(LPS)
・製紙・フィルム関係・印刷関係・プラント関係・石油精製・石油化学関係・鉄鋼関係・繊維関係・造船関係・航空機関係
・スクリーンWC溶射(耐摩耗性向上)
・ポンプ溶射(耐摩耗性向上、性能回復【溶接補修・クリアランス調整】)
・ピストンロッド・プランジャーロッド溶射(耐摩耗性向上)など
・スリーブ、シャフト
・ピストンロッド
・ピニオンギア軸
・スチームタービン