ダイクレ興産株式会社の始まりは、昭和26年5月に設立された大呉興産株式会社です。昭和44年5月に株式会社ダイクレに社名変更したのち、昭和55年にダイクレ興産株式会社として独立しました。
ちなみに、平成12年11月には日本溶射工業会、防食溶射協同組合に入会しています。ダイクレ興産株式会社には、大呉興産株式会社設立から70年以上、独立してから40年以上の歴史があります。
ダイクレ興産株式会社は、金属表面処理に関連する幅広い事業を展開しています。代表的な事業としてあげられるのが金属溶射です。金属溶射以外にも、溶解亜鉛めっき加工、粉体塗装、フッ素塗装、セラミック塗装などを展開しています。
金属表面処理に関連する専門的な技術を有している企業といえるでしょう。
広島県内にある2つの工場で、金属表面処理などを行っています。工場があるのは、呉市警固屋と呉市昭和町です。警固屋工場では金属溶射・塗装・粉体塗装・ブラスト・ZRC、昭和町のめっき事業所では溶解亜鉛めっきを行っています。
警固屋工場が操業を開始したのは昭和48年、めっき事業所が操業を開始したのは平成元年です。めっき事業所のほうが新しいですが、建物そのものは明治36年に建設されています。
歴史のある英国風レンガ造りの建物とハイテク技術を組み合わせて溶解亜鉛めっきを行っている点も、ダイクレ興産株式会社の特徴といえます。
ダイクレ興産株式会社は、溶射作業の自動化を図ることで精度と生産性を高めています。また、山間部では亜鉛、沿海部ではアルミニウム・マグネシウム合金を溶射材料に勧めるなど、対応力の高さも光ります。
これらの点が評価されて、自治体の工事を中心に、さまざまな施工実績を積み上げています。
ダイクレ興産株式会社では、アーク溶射とガス溶射を用いて施工しています。アーク溶射は電気を熱源に用いる溶射技術、ガス溶射はガスを熱源に用いる溶射技術です。いずれもJIS規格に基づき施工しています。