大阪富士工業は、長年にわたり培ってきた豊富な経験と技術によって、溶射材料・溶射方法から被溶射物の選定、さらにその用途や必要とされる機能などのさまざまな条件を考慮したうえで、適切だと思われる溶射方法を提案。そして、ロボットによる自動化や現地溶射用プラズマ溶射装置などの機器を活用することにより、溶射技術のリーディングカンパニーとして、積極的に事業活動と技術開発を行っています。
大阪富士工業は、創立以来「鉄」を核に、ものづくりを支え、時代ごとに要求される高度な技術力とそれを可能にする柔軟な発想力、安定した製品を供給し続ける品質力を50年以上にわたり、地道に積み上げてきた会社です。
昭和30年創業の大阪富士工業は、2020年度の売上実績223億円。取引先には、日本製鉄株式会社、JFEスチール株式会社、株式会社神戸製鋼所、三菱重工業株式会社、株式会社クボタなどがあります。
・水プラズマ溶射
・ガスプラズマ溶射
・高速フレーム溶射
・アーク溶射
・フレーム溶射
・半導体・IT分野・製紙・繊維・フィルム分野・製鉄分野・航空宇宙分野・発電所分野・化学・薬品分野・建設分野
製紙用ロール(キャレンダーロール)は、断紙や異物を挟み込んだ際に大きな衝撃があります。その対策として耐衝撃性皮膜を成膜させます。
金属溶射を施すことにより、磨り減ったジャーナル部に肉盛し寸法を復元します。溶射後に研磨加工を施すことにより、新品と同様の状態に戻すことができます。
コークス炉で使用されている上昇管は、Cガス雰囲気及び硫黄により腐食・磨耗が発生します。その対策として耐腐食・耐磨耗皮膜を成膜させます。
発電所のボイラ内の蒸発管は高温腐食環境にあります。NiCr系合金等を溶射し、耐高温腐食皮膜を形成させることで、長寿命化を図ります。