溶射加工・技術のすべてが分かるメディア » 溶射加工に関する用語集 » サーメット溶射

サーメット溶射

サーメット溶射とは

サーメット溶射(cermet spraying)とは、サーメットというセラミックス(ceramic)と金属(metal)複合材料を用いた溶射方法です。

サーメット溶射はセラミックス溶射と金属溶射のよいところを掛け合わせた効果が得られます。具体的にいうと、形成できる皮膜は金属溶射よりも硬度が高く、セラミック溶射よりも割れにくいという特性があります。セラミックスと金属の組み合わせ方は何通りもあり、用途に合わせて耐摩耗性・耐熱性・耐食性が優れた皮膜の形成が可能です。

主な材料と効果は以下の通りです。

サーメットを用いる場合には、より密着度が高く緻密な皮膜を形成できる高速フレーム溶射で加工されます。

溶射業界においての用途・用法

サーメット溶射で得られる効果は幅広いため、サーメットの種類によって用途はさまざまです。

耐摩耗性を付与してスクリューやロール、耐高温性が必要なボイラーチューブ、耐高温性・耐酸化性が求められるガスタービンなどにサーメット溶射は施されています。

溶射加工のメリット・デメリット
ついて知る

【特集】溶射業界のシェアTOP3企業を大調査!

溶射業界シェアTOP3企業を見る

対応分野の豊富さに強みがある
企業なら
鉄鋼に強みがある
企業なら
航空機体部品に強みがある
企業なら
トーカロ 日鉄ハード
フェイシング
プラクスエア
工学
トーカロのHPキャプチャ画像
引用元:トーカロ公式
(https://www.tocalo.co.jp/)
日鉄ハードフェイシングのHPキャプチャ画像
引用元:日鉄ハードフェイシング公式
(https://www.nshard.co.jp/)
プラクスエア工学のHPキャプチャ画像
引用元:プラクスエア工学公式
(https://www.praxairsurfacetech.jp/)
多種多様な溶射技術と
対応分野の豊富さで圧倒的な
実績を誇る国内シェアNo.1企業 ※1
日製グループの表面改質メーカーとして
鉄鋼業向けロールの高機能化を実現
独自スペックの爆発溶射法により
航空機体部品への溶射に強み
分野
  • 半導体・FPD
  • 鋼鉄
  • 医療
  • エネルギー
  • 輸送機器
  • 産業機械
  • 和紙
  • 石油化学
  • 樹脂・フィルム
  • 建築物
  • 食品
  • 切削工具
分野
  • 鋼鉄
  • 産業機械
分野
  • 航空・宇宙
  • 化学・プラスチック
  • 発熱プラント
  • 電子・半導体
  • ガラス製造
  • 製紙・段ボール製造
  • 石油精製
  • 鉄・非鉄
  • 印刷・塗工
  • 繊維
取り扱う溶射技術
  • 粉末式フレーム溶射
  • 溶棒式フレーム溶射
  • 溶線式フレーム溶射
  • 高速フレーム溶射
  • アーク溶射
  • 減圧プラズマ溶射
  • 大気プラズマ溶射
  • サスペンションプラズマ溶射
取り扱う溶射技術
  • 高速ガス溶射
  • 大気プラズマ溶射
  • アーク溶射
取り扱う溶射技術
  • 爆発溶射
  • 新爆発溶射(Super D-Gun)
  • 高速ガス溶射(HVOF)
  • プラズマ溶射
※1参照元:デジタルリサーチ「2013年版溶射市場の現状と展望」(2021年12月調査時点)
※2021年12月現在、公開されている最も新しい統計資料(デジタルリサーチ「2013年版溶射市場の現状と展望」)から溶射業界の売上高シェアTOP3企業をピックアップ

溶射業界シェアTOP3の
調査結果を見る